日本国内にある湿原の約3割の面積を占める釧路湿原。
数千年の昔からその姿を留めている秘密は、繰り返される水と大地の歴史にありました。
釧路湿原 どこにある?
北海道東部の4市町村にまたがる日本最大の湿原になります。
国内の湿原の3割を占めており、山手線がすっぽり入るほどの広大な釧路湿原になります。
釧路湿原の歴史は?
釧路湿原が6000年前は海でしたが、海水が後退していき土砂が入り平らになった事で広大な湿原ができたそうです。
今から4000〜3000年頃には今の釧路湿原が出来ていたと考えれるそうです。
なぜ釧路湿原は変わらない!?
釧路湿原には約2万箇所から湧き水地があると言われています。その水は冬でも凍らず釧路湿原を潤しているます。
何千年も変わらないのは、釧路湿原を流れる釧路川にあります。
釧路川は高低差は殆どなく、4km流れて1m下がる程度で、流れは非常にゆったりで緩い流れで川は蛇行していきます。
川がカーブする場所から溢れ出す事で、川の流れが簡単に変わり長い間広範囲を湿原として保っています。
また、釧路湿原は沈み込むぬかるみが泥炭で出来ているので、木が枯れてしまい、森は形成されないそうです。
泥炭は約4m程の深さまであり、泥炭は1cmを10年かけて作り出されるようなので、約4mまでに4000年分が堆積しています。
こうして釧路湿原は何千年も保たれてきたのが、釧路湿原です!
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